splatoon2の連動サービスであるイカリング2。アプリ以外からでも情報を読めるように出来るということで、discordのbot上から情報を取得して表示してみた。
環境
- ubuntu 16.04.3 LTS + LXDE
- javascript
- node.js 9.4.0
- npm 5.6.0
- discord.js 11.3.0
- ipad iOS 11.2.2
前提
イカリング2にアプリ以外からアクセスできるようになるまでは、
イカリング2をPCブラウザで見れる方法があるらしいのでやってみたを参照。
イカリング2から情報を取得するのは、
[Python]イカリング2のJsonを取得してみたを参照。
上記を参照しながら、ひっかかったところだけまとめていく。
pipのインストールでひっかかる
参照サイトのように
sudo easy_install pip
と打っても、easy_installなんてコマンドはないと言われる。
easy_installは、setuptoolsというパッケージをインストールすることで使えるようになるらしいが、既にメンテナンスされておらず、代わりにdistributeというのを使った方がいいらしい。
が、distributeについてはよくわからなかったので、普通にaptでインストールすることにした。
sudo apt install python-pip3
pipはpythonのパッケージ管理ツールで、python2用とpython3用で別々に存在するらしい。
ここでは、新しい方をインストールしておこうということでpython3用のpip3を選択した。
そのため、コマンドを打つ時は、pipではなくpip3になる。
ちなみにpython2用のpipも共存できる。
mitmproxyのインストールでひっかかる
mitmproxyインストール中にエラーで中断してしまった。
どうも以下のパッケージがインストールされていないといけないらしい。
- python-dev
- libffi-dev
- libssl-dev
- libxml2-dev
- libxslt1-dev
- libjpeg8-dev
- zlib1g-dev
自分の場合は、sslなんちゃらが見つからないよと言われていたので、libssl-devをインストールしたら通るようになった。
めんどくさい場合は、全部インストールしておけば問題ないだろう。
sudo apt install python-dev libffi-dev libssl-dev libxml2-dev libxslt1-dev libjpeg8-dev zlib1g-dev
mitmproxyの起動でひっかかる
参照サイト
の通りに、ポート8080を指定したら、既に使われていると出て起動できなかった。
調べてみるとSublimeText3がそのポートを使用していたので終了させた。
すると今度はchromeがポート8080を使い出して起動できない。
結局、他の使われていないポートを使用することで起動した。
ここではポート8081を使うようにする。
mitmproxy -p 8081
iOS端末の方でも、HTTPプロキシの設定でポートを8081にする必要がある。
PCのIPが分からなくてひっかかる
linux ip 確認 でググッてたどり着いたのが
ip route
だったが、IPらしきものが複数表示されて、どれがPCのIPかぜんぜんわからん。 ip route 見方 でググっても経路どうこうと専門的な説明ばかりで、結局PCのIPと言われた場合はどのIPを指すのかぜんぜんわからん。
実際に試した感じでは、下の画像の○で囲んだ部分が、PCのIPと言われた時に参照するIPのようだ。
一番上の頭にdefaultがついているのがルーターを指し、一番下の行が自分のPC、真ん中の169.254.0.0というのは無視していいもののようだ。
ちなみにwifi搭載機で有線接続を行っていると、ルーターと自分のPCのところに、有線分の行が追加される。
といわけでIPが分かったので、iOS端末のHTTPプロキシ設定でサーバーのところに、このIPを書き込む。
iOS端末がネットに繋がらなくてひっかかる
http://mitm.itにアクセスして証明書のインストールまでは出来たが、iOS端末でNintendoSwitchOnlineアプリを開くと、接続が不安定ですと言われて先に進めなくなった。
(そもそもhttp://mitm.itにアクセスできない場合は、mitmproxyの起動か、iOS端末のHTTPプロキシの設定に問題がある)
証明書をインストールした後に、iOS端末の[設定]-[一般]-[証明書信頼度設定]から、インストールしたmitmproxyをONにする必要があった。
これでイカリング2にアクセスできるようになり、mitmproxy上で色々情報が見れるようになった。
参考サイトのサンプルコードがpythonでひっかかる
ここからは、[Python]イカリング2のJsonを取得してみたを参照しながら作業を進めるが、タイトルにもあるようにpythonを使用している。
というわけで調べた結果、javascriptでjsonを取得する場合、node.jsのモジュールであるrequestを使うのがよさそうだ。
他にもいろいろ方法があるが、discord.jsもnode.jsのモジュールなので、同じnode.js上で動くものを選んだ。
というわけで、requestモジュールをインストールする。
npm install request --save
これを使用して、jsonの取得処理を書くとこうなる。
let req = require( 'request' );let j = req.jar();const url = 'https://app.splatoon2.nintendo.net/api/onlineshop/merchandises';const cookie = 'iksm_session=xxxxx'; // xxxxxを取得したcookieの値に置き換えj.setCookie( cookie, url );const options = {url: url,method: 'GET',jar: j,headers: {'content-type': 'application/json',},json: true}req( options, ( err, res, obj ) => {console.log( JSON.stringify( obj, null, '\t' ) );});
上の例では、ゲソタウンから取得したJSONをコンソール上に表示する。
取得したjsonを利用して、botでゲソタウンの先頭のギアを表示してみる。
"use strict"const Discord = require("discord.js");const client = new Discord.Client();const token = "xxxxx"; // xxxxxをbotのトークンに置き換えclient.on("ready", () => {console.log("im ready test bot");});client.on("message", (message) =>{if ( message.isMentioned(client.user) ){let req = require( 'request' );let j = req.jar();const url = 'https://app.splatoon2.nintendo.net/api/onlineshop/merchandises';const cookie = 'iksm_session=xxxxx'; // xxxxxを取得したcookieの値に置き換えj.setCookie( cookie, url );const options = {url: url,method: 'GET',jar: j,headers: {'content-type': 'application/json',},json: true}req( options, ( err, res, obj ) =>{const gear = obj.merchandises[0];const desc = 'ブランド:' + gear.gear.brand.name + '\n' +'ギアパワー:' + gear.skill.name + '\n' +'サブギアパワー:' + gear.gear.brand.frequent_skill.name;message.channel.send( desc, {'embed': {title: gear.gear.name,'image': {'url': 'https://app.splatoon2.nintendo.net' + gear.gear.image,}}} );});}});client.login(token);
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